MiracleLinuxを入れてみました

自社内のweb/mailサーバーはAWSに移転したため、使っていたDELLのPowerEdgeT110Ⅱがお役御免となりました。しかし、ファイルサーバーとしても使っていたため、MacProとMacbook、Windowsマシンとのファイル共有ができなくなり、少し不便になりました。USBメモリでファイルを移動したり、メールで送ったり、地味に面倒でした。

ということで、再度PowerEdgeT110Ⅱを起動してsambaを利用すれば良いのですが、中身はCentos5。かなり古いので、新しいディストリビューションに入れ直すことにしました。しかし、Centos8は既にサポート対象ではなくなっていて、使えないので代替のディストリビューションを探していたら、どうやらMiracle Linuxが後継的なポジションのようなので、こちらをインストールしました。

cd-rやdvd-rでのインストールは、Miracle Linuxのisoのファイルサイズが10GB以上なので無理です。ていうか、MacProに搭載されているドライブは全く利用していないので使えるかもわかりません。ということで、Amazonで16GBのUSBディスクを購入。久しぶりにUSBディスクを買いましたが、たったの640円でした。安い!

USBディスクで起動ディスクを作るにはbalenaEtcherとういうツールを無料ソフトを利用しました。

balenaEtcherの画面

作り方は簡単です。USBディスクをMacProに挿して、isoファイルを指定してFlash!をクリックするだけです。MacProはUSB2なので転送に時間は掛かりますが、簡単に作れました。

これをDELLに指しF11を押して起動ディスクとして選択すれば、自動的にインストーラーが立ち上がりました。一旦試しにデスクトップ環境を入れてみましたが、問題なくMiracle Linuxが使えました。

実は少しつまづきました。HDDの初期化がわからなかったのです。Alpine Linuxを使って試みましたがHDDを認識しないので諦めました。

結局、Mirracle LinuxのインストーラーでCentosが入っている既存領域の利用しようとしました。ですがこの時、DELLのツール領域だけを削除せずにインストールしたら、おそらくブートローダーの領域が不足していてインストールに失敗してしまいました。

なので、おそらくDELLのツール領域はこれからも使うことのないのですべてを削除する指定をしたら、問題なくインストールできました。

また、ブートローダーを使わないという設定にしてしまったことで、起動時にgrub >となってどうすることもできなくなったりしました。Macではブートローダーなどないので、スキルが全く無いです。お恥ずかしい。

結局GUIは使わなと思い、ミニマムのCUIの状態でsambaだけ、追加してインストールしたのですが、Macから接続できませんでした。Windowsからは、つながるもののshareディレクトの中が見れません。調べたらSELinuxが邪魔をしていることが分かり、解除したらこれまで通り、sambaに繋がりました。

以上です。