2010年に事務所内で運用していたweb/mailサーバーをAWS(Amazon Web Server)へ引っ越ししました。
移動の理由
- AWSのランニングコストが下がり、事務所内で運用するよりもコストパフォーマンスがいい。特に、夏季はエアコンを常時使用する必要が合ったため、電気代が更に多くかかっていた。
8IPの「とくとくBB」の月額が5,170円に対して、AWSのEC2インスタンス「t2.micro」やネームサーバーRouto53などの月額が約3,000円と安くすむ、それに、事務所だと電気代もおそらく1〜2,000円はかかっていたと思われる。 - OSがCentos6だったたが、これを最新のものにするには、mailサーバーの停止を防ぐために、もう一台新たにサーバーマシンが必要。購入は無駄なので、この選択肢はありえなかった。
- 物理的に事務所内のサーバーはHDDの寿命が近いような気がした。
AWSでのmailサーバー運用のためには
AWSでpostfix+dovecotによるmailサーバーを運用することになるが、そのためには逆引き設定が必須になる。
以前は逆引きの申請が必要だったが、現在はコンパネ上で簡単に設定できた。
ただし、mailサーバーの設置に当たっては、Amazonに対して、理由を明記して申請して、許諾して貰う必要はある。
無料SSL証明書のLet’s EncryptですべてSSL/TLS化
これまでは、メールサーバーのみssl化していたが、お客様から預かっているwebサイトや自社サイトもSSL化した。
ssl化されていないと表示されなくなるリスクもあるので、移転を期に無料SSL証明書を導入し、すべてSSL/TLS化した。
また、webコーディングの開発環境においても、ssl化されていないと動かないjsライブラリなどもあり、必然性を感じていて、このタイミングで実装した。